ラジオメーター 血液のスペシャリスト

ラジオメーターの歴史は、世界初の血液ガス分析装置を開発した1954年に始まりました。[1, 2] 

しかし、ラジオメーターの歴史はさらにさかのぼることをご存じでしたか。1935年創業のラジオメーターは、もともと、成長しつつある無線通信業界向けの電子測定機器に重点をおいていました。

しかし、ポリオが欧州全域を席巻していた1950年代初めに、Poul Astrup教授と麻酔科医のBjørn Ibsenは、ラジオメーターのpHメーターを使用して血液のpH値を測定できることを発見しました。[1, 2, 3]

呼吸または代謝障害がある重症患者の場合、動脈血液ガス分析は、患者状態の評価、適切な診断、治療の効果をモニタリングする上で重要な役割を果たします。

血液ガス分析では、血液中の酸素(O₂)、二酸化炭素(CO₂)の量、pHおよび電解質、代謝項目、オキシメトリーなどのパラメーターの濃度を測定します。

不安定な重症患者では、血液ガス値が急速に変化する可能性があり、医療スタッフによる迅速な介入が求められます。

血液ガス分析では、分析前、分析中、分析後を含む血液ガス分析プロセス全体にわたって、最適な手法に従って実施されているか、注意が必要です。

血液ガスサンプルの質は、結果の質に関わってきます。

血液ガス分析は、多くの分析前エラーの影響を受けます。それらは、 サンプルの採取と取り扱いの手順の中で起こることがあり、正しい測定結果が得られない可能性があります。

ラジオメーターでは、動脈血液ガスサンプルの採取、酸塩基平衡に対する理解、患者測定結果の解釈方法に関する教育ビデオとトレーニング資料を作成しています。