睡眠検査室における患者さんの診断
いくつかの研究により、睡眠検査中の非侵襲的換気を行っている患者さんのモニタリングには、動脈血pCO2よりも経皮的CO2モニタリングの方が望ましいことが示唆されています。[2, 3]
tcpCO2およびSpO2の経皮モニタリングの併用は、睡眠関連呼吸障害のリスクがある患者さんの低換気を検出するのに有効です。また、睡眠時無呼吸症候群の小児や、呼吸器系や先天性の疾患を持つ小児患者にも、経皮的なCO2モニタリングを行うことができます。[4-6]
経皮モニタリングは、夜間の換気状態をモニタリングするために、侵襲的および非侵襲的な人工呼吸器設定の調整を行う際に非常に重要な役割を果たします。
- ラファエレ・ピウメッリ博士（イタリア、フィレンツェのマイヤー小児病院、睡眠検査部メディカルディレクター）
経皮モニタTCM5は、準備が簡単です
睡眠診断では、準備が重要です。患者さんが入室する前に、すべての機器とセンサをセットアップし、正しく動作させておく必要があります。
経皮モニタTCM5は、その準備を簡単に行うことができます。内蔵のチュートリアルとわかりやすいユーザーインターフェースにより、セットアップ、実際の使用、トラブルシューティングも簡素化します。
センサの自動キャリブレーションにより、準備時間を短縮し、睡眠検査室のワークフローをサポートします。
参考文献
2.Storre, J. H. et al. Transcutaneous monitoring as a replacement for arterial PCO(2) monitoring during nocturnal non-invasive ventilation. Respiratory Medicine 2011; 105, 1 (2011): 143-150.
3.Aarrestad S. et al. Sleep related respiratory events during non-invasive ventilation of patients with chronic hypoventilation. Respiratory Medicine 2017; 132: 210-216.
4.Gerdung C. A., Adeleye A., Kirk V. G. Noninvasive monitoring of CO2 during polysomnography: a review of the recent literature. Curr Opin Pulm Med 2016; 22, 6: 127-134.
5.Amaddeo A., Fauroux B. Oxygen and carbon dioxide monitoring during sleep. Paediatric Respiratory Reviews 2016; 20: 42-44.
6.Corbelli R., Michelet M., Barazzone-Argiroffo C. Respiratory polygraphy data of children investigated for sleep-disordered breathing with different congenital or respiratory diseases. Data in brief 2020; 31
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