TCM5 FLEX経皮モニタ

重症患者の酸素化および換気をモニタリングする経皮血液ガスモニタ

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TCM5 FLEX経皮モニタは、急性期の患者ケアをサポートします

TCM5 FLEX経皮モニタは、ICUの新生児、小児および成人の酸素化(tcpO2)および換気状態(tcpCO2)を連続測定できる、小型で使いやすいソリューションです。

センサの皮膚への接触時間と温度を制御するシステムが、皮膚損傷のリスクを低減します。

 

販売名: 経皮血液ガスモニタ TCM5
認証番号: 228AABZX00060000

経皮血液ガスモニタ TCM5 FLEX経皮血液ガスモニタ TCM5 FLEX

測定パラメーター

経皮血液ガス: 
tcpCO2

経皮二酸化炭素分圧(tcpCO2)

tcpCO2は皮膚表面に装着したセンサを通して測定されます。tcpCO2センサは、Stow-Severinghaus法に基づいており、CO2は水と反応して炭酸を生成し、H+を解離します。

これがpH感受性ガラスによって検出され、最終的にtcpCO2はセンサーアルゴリズムにてmmHgまたはkPaとして表示されます。

, tcpO2

経皮酸素分圧(tcpO2)

tcpO2は皮膚表面に設置したセンサを通して測定されます。tcpO2センサは基本的にはClark法に基づいており、酸素は皮膚と白金陰極からメンブランに拡散します。

最終的にtcpO2はセンサのアルゴリズムによりmmHgまたはkPaとして表示されます。

経皮血液ガスモニタ TCM5 FLEX経皮血液ガスモニタ TCM5 FLEX

経皮モニタは患者治療に集中する医療従事者をサポートします

TCM5 FLEX経皮モニタには直感的なユーザーインターフェイスおよび内蔵のチュートリアルが備わり 、設定、使用方法の学習や使用が簡単にできます。

コンパクトで実用的なTCM5 FLEXモニタにはカラーのタッチスクリーンが備わっています。画面上のメッセージによって、患者のケアに必要な測定パラメーターがすぐにわかります。

モニタ一上に表示されるアラームバーは、患者の状況の変化をアラートします。リアルタイムの最新測定データにより、重篤な変化に対して素早い臨床上の介入が可能です。[1]

経皮血液ガスモニタ センサ経皮血液ガスモニタ センサ

信頼性あるセンサを備えた経皮モニタ

サージカルステンレスプレートで保護されたセンサは、tcpO2、tcpCO2を測定し、一貫して信頼性ある結果が得られます。 センサには患者を快適にするため、さまざまな装着オプションがあります。

自動センサキャリブレーションによって、準備時間を低減し、ワークフローを向上できます。

専用のケーブル巻き取りバーでセンサケーブル管理が簡単になり、設置場所をきれいに維持できます。

2022年4月より、ヘッド部分のデザイン変更に伴い、センサケーブルの補強と伸長力に対する改善が行われました。

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経皮モニタリングによって新生児の注意深いモニタリングが可能になります

経皮モニタリング、つまりtcpO2およびtcpCO2の連続的な非侵襲的モニタリングによって、新生児の酸素化および換気状態の変化が検出できます。[2, 3, 4, 5] 

経皮モニタリングは、動脈およびキャピラリーによる採血を補完します。これによって採血回数を減らせるため、新生児にとって不必要な検査を減らしながら注意深くモニタリングすることができます。[3, 4, 5, 6, 7]

TCM5 FLEX経皮モニターは、皮膚への装着時間とセンサ温度を制限し、患者の装着感を向上させ、装着時間とセンサ温度の組み合わせを予め設定することによって、加温したセンサによる熱傷のリスクを低減します。

ICUにおける連続的な経皮モニタリング

急性呼吸器不全および呼吸不全の患者さんは、人工呼吸器で治療される場合があります。リアルタイムのモニタリングによる信頼性ある方法によって、繰り返して採血することなく人工呼吸器の設定を調整できます。[8, 9, 10, 11]

採血と異なり、経皮モニタリングは二酸化炭素レベルについて連続的な情報を提供し、人工呼吸器を調整するよりも積極的な管理ができます。[10]

経皮モニタリングは、採血回数を減らし、患者さんの不快感を低減し、患者さんのケアを向上させます。[7, 10]

人工呼吸器の停止と抜管の決定は、tcpCO2測定のみに基づいて行われる場合があります。[10]

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定期的な血液ガス分析を行うよりも経皮モニタリングを行うことで、自身の判断は正確で精度が高いという自信が持て、より高いレベルの治療を提供できます。

- Dr. Marco Bardessono, Pulmonologist at the A.O.U.Citta della Salute e della Scienza hospital in Torino, Italy

ナレッジソース

ラジオメーターの経皮血液ガス分析装置

Scientific Insights

経皮モニタリングに関する新しい臨床上の知見をご覧いただけます。
ラジオメーターの最新レポートは、以下よりアクセスしてください。

参考文献

1. Spelten O. Transcutaneous PTCCO2 measurement in combination with arterial blood gas analysis provides superior accuracy and reliability in ICU patients. J Clin Monit Comput (2017) 31:153–158.
2. Quine D, Stenson BJ. Does the monitoring method influence stability of oxygenation in preterm infants? A randomized crossover study of saturation versus transcutaneous monitoring. Arch Dis Child Fetal Neonatal 2008; 93.
3. Rüdiger M et al. A survey of transcutaneous blood gas monitoring among European neonatal intensive care units. BMC pediatrics 2005; 5, 30.
4. Sandberg KL et al. Transcutaneous blood gas monitoring during neonatal intensive care. Acta pæediatrica 2011; 100.
5. SØRENSEN L, BRAGE-ANDERSEN L, GREISEN G. Effects of the transcutaneous electrode temperature on the accuracy of transcutaneous carbon dioxide tension. Scandinavian Journal of Clinical and Laboratory Investigation 2011; 71, 7: 548-52.
6. Goenka A et al. Neonatal blood gas sampling methods. SAJCH 2012; 6, 1.
7. Lundstrøm K. E. Continous Blood gas monitoring in neonates and infants. neonatal INTENSIVE CARE 2003; 16, 4.
8. Jardins TD, Burton GB. Clinical manifestations and assessment of respiratory disease. 6th edition. Maryland Heights: MOSBY Elsevier, 2011; 125.
9. Windisch W et al. German National Guideline for Treating Chronic Respiratory Failure with Invasive and Non-Invasive Ventilation: Revised Edition 2017 – Part 1. Respiration 2018; 1-32.
10. Restrepo RD. AARC Clinical Practice Guideline: Transcutaneous Monitoring of Carbon Dioxide and Oxygen. Respiratory Care, 2012; 57, 11: 1956.
11. Jansenss JP. Transcutaneous PcO2 to Monitor Noninvasive Mechanical Ventilation in Adults. Chest 1998; 113: 768-73.

21122103-R03

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